0014 (右上腕骨、上端部:前面断図)

J0014 (右上腕骨、上端部:前面断図)
画像の説明
- 右上腕骨の上端部を前後方向に切って撮影した「前面断図」です。上腕骨頭とその直下の海綿骨の梁状構造(骨梁)がはっきり見えます。
- 上方の半球状の部分が上腕骨頭。関節軟骨は写っていませんが、この面で肩甲骨の関節窩と肩関節をつくります。
- 骨頭の外側寄りでは大結節側へ向かう太い骨梁、内下方では骨幹へ連続する骨梁が放射状に走り、荷重や筋力の方向に沿ってアーチ状のパターンを形成しています(圧縮・引張に対応する支持構造)。
- 外周は緻密骨(皮質骨)で、中央の管腔は骨髄腔へ続きます。骨頭部は海綿骨が多く、骨幹部へ下るにつれて皮質が厚くなります。
- 図は Spalteholz のアトラス(1933)に由来する典型例で、上腕骨近位端の内部構築を学ぶための標本写真です。
アノテーション
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A02_0690(上腕骨)Humerus →Humerus【上腕骨】Humerus (A02_4_04_001)
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A01_0009(右)Right →Dexter【右】Right (A01_0_00_006)