0169 (右上腕骨:前方からの図)

J0169 (右上腕骨:前方からの図)
この図は右上腕骨の前方(左)と後方(右)を示したものです。主なランドマークを部位ごとに簡潔に説明します
上端(肩に近い側)
- 01 上腕骨頭:肩甲骨の関節窩と関節を作る半球状の関節面
- 03 解剖頚:骨頭のすぐ外周のくびれ。骨頭との境界
- 06 外科頚:骨幹への移行部。骨折が多い部位
- 04 大結節:肩の外側に触れやすい隆起。棘上筋・棘下筋・小円筋が付着
- 02 小結節:肩の前内側の隆起。肩甲下筋が付着
- 05 結節間溝(上腕二頭筋溝):長頭上腕二頭筋腱が通る溝
- 07 小結節稜(内側唇)・08 大結節稜(外側唇):結節間溝の両縁。それぞれ大胸筋・大円筋・広背筋などが付着
骨体(シャフト)
- 11 前外側面:三角筋粗面へ連続する前外側の面
- 14 前内側面:上腕筋などが広く付着
- 12 外側縁・13 内側縁:骨幹の縁。筋間中隔の付着線
- 09 三角筋粗面:三角筋の停止部
- 10 栄養孔:骨内へ入る血管の孔(一般に遠位へ向く矢印)
後面には橈骨神経溝が走行し(図右の後方観に表示)、橈骨神経と深動脈がここを通ります。
下端(肘に近い側)