0472 (右前腕の筋:手掌側からの図)

J0472 (右前腕の筋:手掌側からの図)
(上腕二頭筋、長掌筋、浅指屈筋が取り除かれています)
この図は「右前腕の筋:手掌側(掌側)からの図」です。表層の上腕二頭筋・長掌筋・浅指屈筋は取り除かれており、中層~深層が見えるようになっています[1]。
ポイント
- 図の赤い番号が各構造の対応番号です。01は上腕骨、13は内側上顆、07は橈骨の茎状突起など、骨指標も併記されています[1]。
- 手掌側の屈筋群と、前腕橈側の伸筋起始部の一部が同時に示されています[1]。
- 手根部では屈筋支帯(横手根靱帯)が示され、手根管の屋根を成す構造です(20, 20a)[1]。
主な番号の解説(抜粋)
- 02 腕橈骨筋:前腕橈側の肘屈筋。前腕を中間位へ戻す作用もあります[1]。
- 03 長橈側手根伸筋、04 短橈側手根伸筋:どちらも手関節背屈と橈屈に関与。起始は上腕骨外側縁~外側上顆付近[1]。
- 14 円回内筋:前腕の回内を行う代表筋。起始は上腕骨内側上顆など[1]。
- 16 橈側手根屈筋:手関節掌屈と橈屈[1]。
- 15 尺側手根屈筋:手関節掌屈と尺屈。手根部では豆状骨(19)に停止します[1]。
- 17 長母指屈筋:母指IP関節までを屈曲する深層の筋[1]。
- 18 深指屈筋:第2~5指のDIP関節までを屈曲する深層筋[1]。
- 05 長母指外転筋、06 短母指伸筋:橈側遠位の背側群起始腱が手背へ向かう様子が示されています[1]。
- 09–11 上腕三頭筋の各頭の位置関係(上腕近位側の後面由来)が示されています[1]。
- 19 豆状骨:尺側手根屈筋腱の種子骨。手掌尺側の触知点です[1]。