0174 (右上腕骨、下端:下方からの図)

J0174 (右上腕骨、下端:下方からの図)
この図は「右上腕骨 下端(肘関節側)を下方から見た図」です。前後方向の目印が記されており、肘関節に関わる主要な骨の突起や関節面が示されています。番号の意味は次のとおりです。
- 01 上腕骨小頭(Capitulum humeri)
- 橈骨頭と向かい合う関節面。主に前腕の回内・回外運動に関与します。橈側(外側)に位置。
- 02 外側上顆(Lateral epicondyle)
- 伸筋群など前腕外側の筋が付着する外側の突起。いわゆるテニス肘の圧痛点として有名。
- 03 上腕骨滑車(Trochlea humeri)
- 尺骨の滑車切痕と関節を作る滑車状の関節面。肘の屈伸運動の主役。内側寄りに位置。
- 04 内側上顆(Medial epicondyle)
- 前腕屈筋群などが付着する大きな内側の突起。皮膚表面からも触れやすいランドマーク。
- 05 尺骨神経溝(Sulcus nervi ulnaris)
- 内側上顆の後方にある溝で、尺骨神経が走行。ここを強く打つと「ビリッ」とするのはこの神経の刺激によるもの。
補足
- 「前」「後」の表示は、骨を解剖学的位で見たときの前面・後面の向きを示しています。
- 外側上顆は橈側、内側上顆は尺側です。小頭は橈骨と、滑車は尺骨と関節します。
必要なら、この図の内容をデータベースの各用語ページと紐づけて要点メモを追記できます。
アノテーション
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A02_0690(上腕骨)Humerus →Humerus【上腕骨】Humerus (A02_4_04_001)
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