0261 (右の内側楔状骨:外側からの図)

J0261 (右の内側楔状骨:外側からの図)
(硝子軟骨で覆われた関節面は青く着色されています。)
図の要点(J0261:右足の内側楔状骨(外側面))
- 青く着色された部分は関節面(硝子軟骨で被覆)です。
- 00 内側楔状骨(第1楔状骨)の外側面を主に示しています。ここは隣接骨との関節面が多く、面ごとに相手が変わります。
- 02 舟状骨と関節:内側楔状骨の近位(後)側で広い関節面。足根舟状関節の一部。
- 01 中間楔状骨と関節:外側縁の小さな関節面。楔状骨間関節を作ります。
- 03 第2中足骨基部と関節:遠位(前)側の関節面の一部は第2中足骨と接します。
- さらに、遠位内側では第1中足骨(図外の相手)と接する面があり、内側縦アーチの前方支点になります。
- 画像下段には比較として各楔状骨の関節面が並びます(左から内側楔状骨・中間楔状骨・外側楔状骨)。
- 内側楔状骨:舟状骨、第1・第2中足骨、そして中間楔状骨に接する。
- 中間楔状骨(第2楔状骨):舟状骨と近位で、遠位は第2中足骨。両側で内側・外側楔状骨に挟まれる形。
- 外側楔状骨(第3楔状骨):舟状骨、立方骨、そして第2・第3中足骨に接する(足根横方向の“橋渡し”)。
- 立体配置の理解ポイント
- 舟状骨は近位の“受け皿”で、三つの楔状骨がその前に並びます。
- 第2中足骨は“鍵状”に中間楔状骨へ深くはまり、リスフラン関節の安定に寄与します。
- 楔状骨間の小関節面は互いの微細な回旋や足底アーチの微調整に関与します。
- 臨床メモ
- リスフラン損傷:第2中足骨基部と中間楔状骨の連結が鍵。腫脹や圧痛は背側中央に出やすい。
- 疲労骨折や後脛骨筋機能:内側楔状骨は第1中足骨とともに内側縦アーチの要。過回内や後脛骨筋機能不全で負荷集中。
- 図中番号の対応
- 00 内側楔状骨
- 01 中間楔状骨
- 02 舟状骨
- 03 第2中足骨
さらに詳しく見たい部位があれば、番号を指定してください。
アノテーション
00
A02_0982(内側楔状骨)Medial cuneiform bone→Os cuneiforme mediale; Os cuneiforme primum【内側楔状骨;第一楔状骨】Medial cuneiform bone (A02_5_13_001)
01
A02_0983(中間楔状骨)Intermediate cuneiform bone→Os cuneiforme intermedium; Os cuneiforme secundun【中間楔状骨;第二楔状骨】Intermediate cuneiform bone; Middle cuneiform bone (A02_5_14_001)