0260 (右の内側楔状骨:内側からの図)

J0260 (右の内側楔状骨:内側からの図)
J0261 (右の内側楔状骨:外側からの図)
(硝子軟骨で覆われた関節面は青く着色されています。)
以下の図は、足根骨の「楔状骨群」を各方向から示し、青色は関節面(硝子軟骨で被覆)を表しています。
- 内側楔状骨(Os cuneiforme mediale)
- 近位側で舟状骨(02)と、遠位側で第1中足骨(01)と関節します。
- 外側縁は中間楔状骨と接します。
- 前脛骨筋腱の走行に関連し、その腱下に滑液包(03:前脛骨筋の腱下包)が存在します。母趾側の縦アーチ支持に重要です。
- 中間楔状骨(Os cuneiforme intermedium)
- 近位は舟状骨、遠位は第2中足骨と関節。
- 内側は内側楔状骨、外側は外側楔状骨と接します。
- 背底方向にやや楔形で、第2中足骨を「楔込む」形となり、横アーチの要です。
- 外側楔状骨(Os cuneiforme laterale)
- 近位は舟状骨、遠位は主に第3中足骨、しばしば第2中足骨や立方骨とも部分的に関節面を持ちます。
- 中足部の横アーチ連結に関与します。
ポイント
- 青色の斜面=関節面の配置から、各骨がどの骨とどの面で荷重を伝えるかがわかります。
- 内側楔状骨は第1中足骨と強固に噛み合い、内側縦アーチの前方支柱。
- 中間楔状骨は第2中足骨基部を安定化し、横アーチの要。
- 外側楔状骨は第3中足骨側のアーチ連結を担い、立方骨とも連携します。
アノテーション
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A02_0982(内側楔状骨)Medial cuneiform bone→Os cuneiforme mediale; Os cuneiforme primum【内側楔状骨;第一楔状骨】Medial cuneiform bone (A02_5_13_001)