0353 (右足の関節:足の関節、足の背面)

J0353 (右足の関節:足の関節、足の背面)
(凍結した足では、関節の開口部まで表面が削られました。)
図の見方
- 右足背側を遠位から近位へ向けて見下ろした図。凍結標本で関節裂隙まで表層を削っているため、骨端・関節面の形と靱帯走行の"溝"が強調されて見える。
骨の配置(遠位→近位)
- 中足骨 I–V(01, 01a–01e)
- 楔状骨 群:内側・中間・外側(05, 15)
- 舟状骨(07)とその近位の楔舟関節(06)
- 立方骨(16)と踵立方関節(18)
- 踵骨(20)、距骨(20の前上方に連続)と距骨下関節(21)、距踵舟関節(08)
- 近位端に脛骨(10)と腓骨(25)
関節の区画
- 足根中足関節=リスフラン関節(03):楔状骨・立方骨と中足骨基部の列間関節。前足部と中足部の境界。
- 踵立方関節+距踵舟関節(18+08):いわゆるショパール関節列。中足部と後足部の境界。
- 距腿関節(22):足関節の背屈・底屈の主関節。
- 距骨下関節(21):回内・回外(内外がえし)の主回転中心。
主要靱帯
- 骨間楔中足靱帯(02)と骨間中足靱帯(12):リスフラン損傷で重要。