0262 (右の中間楔状骨:内側からの図)

J0262 (右の中間楔状骨:内側からの図)
(硝子軟骨で覆われた関節面は青く着色されています。)
この図のポイント(J0262ほか:楔状骨群の関節面)
- 青く着色された部分は、硝子軟骨で覆われた「関節面」を示しています。図は関節学的な面の形と向きを比較する目的で並べられています。
- 対象骨
- 内側楔状骨(第1楔状骨)
- 中間楔状骨(第2楔状骨)←J0262はその内側面
- 外側楔状骨(第3楔状骨)
- 参照として舟状骨と各中足骨(第2・第4)との関係
- 主要な関節関係
- 中間楔状骨
- 近位:舟状骨と関節
- 遠位:第2中足骨底と関節(第2列の「楔—中足関節」)
- 内側:内側楔状骨と関節
- 外側:外側楔状骨と関節
- 内側楔状骨
- 近位:舟状骨
- 遠位:第1中足骨底
- 外側:中間楔状骨
- 外側楔状骨
- 近位:舟状骨
- 遠位:第2〜第3(時に第4)中足骨底
- 外側:立方骨
- 形状の要点
- 中間楔状骨は楔形が最もはっきりし、背側が幅広く足底側が狭いくさび形。第2中足骨底を「かみ込む」ため、遠位関節面は凹凸が強い。
- 内側楔状骨はやや大きく、前脛骨筋腱溝や起始・停止痕が表面に見えることがある。
- 外側楔状骨は立方骨との面を持つのが識別点。
- 臨床的含意(Lisfranc領域)
- 第2中足骨と中間楔状骨の強固な嵌合は横方向の安定性を担い、Lisfranc損傷ではこの結合(楔—中足結合と靱帯)が破綻しやすい。
- 関節面配置を理解しておくと、X線やCTでの関節裂隙の不整、楔状骨の転位方向の読影に役立ちます。
アノテーション
00
A02_0983(中間楔状骨)Intermediate cuneiform bone→Os cuneiforme intermedium; Os cuneiforme secundun【中間楔状骨;第二楔状骨】Intermediate cuneiform bone; Middle cuneiform bone (A02_5_14_001)
01
○→Os metatarsale II【第2中足骨】Second metatarsal bone; 2nd metatarsal bone (A02_5_17_001_2)