0264 (右の外側楔状骨:内側からの図)

J0264 (右の外側楔状骨:内側からの図)
(硝子軟骨で覆われた関節面は青く着色されています。)
画像の見方とポイントを簡潔に説明します。
- 図の主役は外側楔状骨(第三楔状骨)。青く塗られている部分は「硝子軟骨で覆われた関節面」を示します。
- 本図は「内側から見た外側楔状骨」。したがって、隣接骨との関係が内側面中心に描かれています。
番号の対応
- 00:外側楔状骨そのもの。くさび形で、足の横アーチを支える一角です。
- 01:舟状骨。外側楔状骨の近位側(後方)で関節します。
- 02:第2中足骨基部。遠位側(前方)で関節します。Lisfranc関節列の一部。
- 03:中間楔状骨(第二楔状骨)。外側楔状骨の内側面で関節面が接します。
位置関係の要点
- 近位は舟状骨、遠位は主に第2中足骨(外側楔状骨は第3中足骨や第4中足骨とも関節しますが、本図の視点では第2が強調)。
- 内側は中間楔状骨、外側は(本図には出ていませんが)立方骨です。
臨床・機能ミニメモ
- 楔状骨群は横アーチのキー。外側楔状骨は第2列の安定性に寄与し、Lisfranc損傷や前足部痛の評価でランドマークになります。
- 青い関節面の分布から、荷重伝達が舟状骨→楔状骨→中足骨へと受け渡される経路が把握できます。
アノテーション