0352 (右足の関節:足底からの図)

J0352 (右足の関節:足底からの図)
踵骨と足根骨は横足根関節(ショパールの関節)から取り除かれ、第一中足骨は完全に取り除かれ、第2-5中足骨は中央で切断され、関節包は強化靱帯を残して取り除かれています。
図の見方(向きと前提)
- 右足を足底側から見た図。踵骨と距骨は除去され、ショパール関節より遠位の足根骨と中足骨基部が露出しています。第1中足骨は除去、第2–5は中央で切断。関節包は除き、強化靱帯のみを残しています。
主要骨要素
- 01 中足骨群(II–V)。底側では各骨底を結ぶ「底側中足靱帯」が横走します。
- 06 立方骨。外側縦アーチの要。下面に「長腓骨筋腱溝」04 と「立方骨粗面」05 があり、腱の滑走路と付着部を形成します。
- 12 舟状骨。内側縦アーチのキーで、楔状骨群と連結。
- 09 内側楔状骨。第1列の基礎骨。
主要靱帯(番号順)
- 02 底側中足靱帯:各中足骨底間を橋渡しし、前足部の横安定性と横アーチ保持に寄与。
- 03 底側足根中足靱帯:足根骨と中足骨底を結ぶ群。Lisfranc関節複合の底側支持。
- 07 底側踵立方靱帯(短足底靱帯):踵骨前端と立方骨を強固に連結し、外側縦アーチを支える。長足底靱帯とともに距踵立方関節部を補強。
- 10 底側楔間靱帯:楔状骨間を結び、内側足根ブロックの安定化。
- 11 底側楔舟靱帯:舟状骨と楔状骨群の底側連結。内側縦アーチの足底側張力帯。
- 13 底側立方舟靱帯:立方骨と舟状骨を連結し、横足根(ショパール)領域の足底支持を補強。
- 08 骨間楔中足靱帯(Lisfranc靱帯の内側束):内側楔状骨と第2中足骨基部を斜走で結ぶ強靱な靱帯。Lisfranc損傷の焦点となる構造。
腱と骨性ランドマーク