0259 (右の楔状骨:前方からの図)

J0259 (右の楔状骨:前方からの図)
(図J0256 (右足の舟状骨:後方からの図); J0257 (右足の舟状骨:前方からの図); J0258 (右の楔状骨:後方からの図); J0259 (右の楔状骨:前方からの図)では、硝子軟骨で覆われた関節面が青く着色されています。)
ポイントだけ短く説明します。
- これは右足の楔状骨(cuneiform bones)周辺を前方から見た図です。青く塗られている部分は硝子軟骨で覆われた関節面です。
- 楔状骨は内側(第1)、中間(第2)、外側(第3)の3個が並び、近位は舟状骨、遠位は中足骨と関節します。互いにも接し、外側楔状骨は立方骨とも接します。
図中ラベルの対応
- 01 第3中足骨(Os metatarsale III)
- 02 外側楔状骨=第3楔状骨(Os cuneiforme laterale)
- 03 第2中足骨(Os metatarsale II)
- 04 第1中足骨(Os metatarsale I)
- 05 内側楔状骨=第1楔状骨(Os cuneiforme mediale)
関節関係の要点
- 内側楔状骨:第1中足骨と主に関節し、一部第2中足骨とも接します。
- 中間楔状骨:第2中足骨と強固に関節します。
- 外側楔状骨:第2〜第4中足骨、立方骨、ほかの楔状骨と関節します。
臨床・機能的な意味
- これらの配列は足の内外縦アーチと横アーチの形成に寄与し、荷重分散と推進力に重要です。
- 第2中足骨−楔状骨複合体はロッキングが強く、リスフラン関節損傷の鑑別で重要なランドマークになります。