0266 (右の立方骨:前方からの図)

J0266 (右の立方骨:前方からの図)
(硝子軟骨で覆われた関節面は青く着色されています。)
要点だけ説明します(J0266=右の立方骨・前方観)。
- 青く着色された面=関節軟骨で覆われた関節面。
- 01 第4中足骨に対する前方関節面立方骨の前内側寄りにあり、Lisfranc関節の外側部をつくります。
- 02 第5中足骨に対する前方関節面前外側寄り。第5中足骨粗面と連なる外側縦アーチの前端に荷重を伝えます。
- 03 外側楔状骨(第3楔状骨)に対する内側関節面前面からやや内側に見える小面で、外側列の安定化に関与します。
- 04 立方骨粗面(足底側に張り出す突起)長腓骨筋腱溝の前縁となり、腱の滑走と横アーチ保持に重要です。臨床的には「cuboid syndrome」や有痛性骨化(骨棘)などの部位になります。
まとめ
- 立方骨は外側列の「要石」で、前方では第4・第5中足骨、内側では外側楔状骨と関節します。
- 足底の粗面と腱溝により長腓骨筋がテコを得て、横アーチを支えます。
アノテーション
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A02_0985(立方骨)Cuboid bone→Os cuboideum【立方骨;方形骨】Cuboid bone (A02_5_16_001)
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