0267 (右の立方骨:内部からの図)

J0267 (右の立方骨:内部からの図)
(硝子軟骨で覆われた関節面は青く着色されています。)
図の概要
これは右足の立方骨(cuboid)の関節面と地形を、3つの向きで示した図です。青く着色された部分は関節軟骨で覆われた関節面です。
- 前(左下の骨前面図)
- 第4中足骨に対する関節面
- 第5中足骨に対する関節面
→ 立方骨の遠位端で、中足骨基部とLisfranc関節を形成します。
- 内(右上の骨内側面図)
- 第4中足骨に対する面(遠位端の一部が見える)
- 外側楔状骨に対する面
- 舟状骨に対する面
- 立方骨関節面(踵骨側との関節面が見える位置関係の示唆)
→ 立方骨近位内側では、舟状骨および外側楔状骨と互いに接して足根間関節列をつくります。
- 下(中央下の骨下面図)
- 踵骨に対する立方骨関節面(踵立方関節:足根横関節の一部)
- 長腓骨筋腱溝(peroneus longus の走行溝)
- 立方骨粗面(腱・靱帯付着のランドマーク)
→ 下面は踵骨と鞍状にかみ合い、外側縦アーチの要。長腓骨筋腱は溝を通って前内側へ回り込み、横アーチの維持に寄与します。
立方骨の機能的ポイント
- 外側縦アーチと横アーチの"要石"の一つ。
- 近位は踵骨、内側は舟状骨・外側楔状骨、遠位は第4・第5中足骨と連結し、外側列の荷重伝達を担います。
- 長腓骨筋腱が骨下面の溝を通過し、前足部の安定化と第1中足骨底の底屈を助けます。
図中番号との対応は、ページ末のアノテーションに整理されています。
アノテーション
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