0282 (新生児の右足の骨:足の上部からの図)

J0282 (新生児の右足の骨:足の上部からの図)
拡大率:1:1. (骨の物質は赤く着色され、骨格の部分は透明に表示されています。)
この図は「新生児の右足の骨(足背側から)」を示しています。赤く塗られているのが骨化した部分、灰色はまだ軟骨性の部分です。番号は次の構造を指します。
- 01 距骨 Talus
- 02 脛骨 Tibia(遠位端)
- 03 腓骨 Fibula(遠位端)
- 04 立方骨 Cuboid
- 05 踵骨 Calcaneus
ポイント
- 新生児では足根骨の多くがまだ軟骨で、レントゲンには写りにくいです。踵骨と距骨の一次骨化中心は出生時に明瞭で、立方骨は出生前後に出現します。舟状骨は3〜5歳頃、楔状骨は1〜3歳頃に骨化中心が現れます。
- 中足骨と趾骨は骨幹がすでに骨化していますが、骨端は幼児期に骨化します。
- 立方骨の骨化出現は成熟度評価で用いられることがあり、早産児評価や新生児X線読影の目安になります。
- 臨床的には先天性内反足など変形の評価で、骨化中心の位置と配列が参考になります。
図の但し書き「骨質は赤で着色、骨格の一部は透明表示」は、骨化部位と軟骨部位の対比を強調するための表現です。
アノテーション
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A02_0942(足の骨)Bones of foot→Ossa pedis【足の骨;足骨】Bones of foot (A02_5_08_001)