立方骨

立方骨は、足根骨の遠位列に属し、最も外側に位置しています。踵骨と第4および第5中足骨との間にあり、内側の縁が外側の縁よりも長く、背面が背外側に向いた立方形の形状をしています。外側楔状骨の外側にあり、上面は外方に傾いた立方状です。足底面にかけて後外側から前内側に走る溝は長腓骨筋腱溝であり、溝の後方を境界する隆起は立方骨粗面です。内側面の中央には外側楔状骨に対する関節面があり、この外側の後方には舟状骨に対する関節面があります。立方骨の近位端には踵骨に対する大きな関節面があり、遠位端には第4および第5中足骨底に対する関節面があります。この骨の名前は、ギリシャ語のKybos(立方体)+Oeides(様)に由来しています。

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J0266 (右の立方骨:前方からの図)

J0267 (右の立方骨:内部からの図)

J0268 (右の立方骨:下方からの図)