半膜様筋
半膜様筋は、大腿後面に位置する筋で、以下の特徴を持ちます:
- 起始:坐骨結節の後面外側部
- 停止:主に脛骨内側顆、一部は膝関節包後壁と膝窩筋の筋膜
- 構造:中央の2分の1が筋肉部分で、起始と停止は平板状の腱
- 停止部の特徴:3本の腱様の索で終わる
- 脛骨への索:内側副靱帯の下の脛骨内側顆に付着
- 中央の索:脛骨近位端後面と膝窩筋の筋膜に付着
- 腓骨への索:膝関節包後壁を補強し、斜膝窩靱帯を形成
- 位置関係:半腱様筋の前面を覆うように走行
- 神経支配:坐骨神経の脛骨神経部から分枝
半膜様筋は、その名の通り膜状の腱を特徴とし、大腿後面の深層に位置します。この筋肉は股関節の伸展と膝関節の屈曲・内旋に重要な役割を果たします。
J0215 (右の寛骨:筋の起こる所と着く所を示す外側からの図)
J0216 (右の寛骨:筋の起こる所と着く所を示す前外側少し下方からの図)
J0250 (右の脛骨と腓骨、筋の起こる所および着く所:後方からの図)
J0497 (右大腿の筋:腹側からの図)
J0498 (右大腿の筋:腹側図)