0514 (右下腿の筋(第3層):後方から図)

J0514 (右下腿の筋(第3層):後方から図)
(腓腹筋、足底筋、ヒラメ筋は取り除かれました。)
右下腿の筋(第3層)を後方から見た図の解説です
全体像
- 観察方向は後面。腓腹筋・足底筋・ヒラメ筋は除去され、第3層の屈筋群と腓骨筋群、膝窩部の靱帯・神経が露出しています
主要ラベルの要点
- 01 半膜様筋(大腿後面の筋):膝窩の内側上方に達する腱部が見える
- 02 膝窩筋:大腿骨外側顆の後方から起こり、脛骨後面上部へ。膝を外旋解除して屈曲を開始する小筋
- 03 後脛骨筋:脛骨・腓骨・骨間膜後面から起こり、足根骨(舟状骨など)に付着。足内反と足底屈、内側縦アーチ支持
- 04 長趾屈筋:第2–5趾の末節底へ。趾屈曲と足底屈、内側アーチ支持
- 18 長母趾屈筋:母趾末節を屈曲。強い足底屈筋で、距骨滑車の後方で腱が交差関係を作る(結び目領域)
- 17 長腓骨筋・19 短腓骨筋:外側コンパートメント。外反と底屈を補助。腱は外果(20)後方を通り、上腓骨筋支帯(21)で抑えられる
- 05 内果・20 外果:足関節の内外側の骨性ランドマーク。屈筋支帯(07)は内果後方で足根管を形成
- 06 距腿関節の関節包、13 弓状膝蓋靱帯支帯、14 弓状膝窩靱帯、12 外側側副靱帯:膝および足関節の線維性支持構造
- 15 腓骨頭:総腓骨神経(16)がその後方を回り外側区画へ分布する要所
- 22 アキレス腱の滑液包、23 アキレス腱:踵骨隆起(08)に付着し、底屈の主力
機能整理
- 深屈筋群(後脛骨筋・長趾屈筋・長母趾屈筋):足底屈と内反、足部アーチ保持に重要