0966 (右下腿の筋神経:後方からの図)
1. 解剖学的位置と構造
- 本図は右下腿の後方から観察した解剖図である。
- 以下の筋肉が完全または部分的に除去されている:
- 大腿後面の筋群:半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋
- 下腿後面の表層筋群:腓腹筋、足底筋
- 下腿後面の深層筋群:ヒラメ筋、長母趾屈筋
2. 神経の走行と分布
- 主要な神経走行:
- 坐骨神経は下腿後面で脛骨神経と総腓骨神経に分岐する。
- 脛骨神経は下腿後面の主要な神経として下行する。
- 神経支配:
- 脛骨神経は下腿後面の筋群に運動枝を分布する。
- 腓腹神経は下腿後面の皮膚に感覚枝を分布する重要な感覚神経である。
3. 血管系の構成
- 主幹動脈の走行:
- 膝窩動脈は下腿後面で後脛骨動脈を分岐し、これが下腿後面の主要血管となる。
- 腓骨動脈は後脛骨動脈から分岐し、下腿外側を走行する。
4. 深層筋群への神経支配
- 脛骨神経による支配:
- 後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋などの下腿後面深層筋群は、脛骨神経の支配を受ける。
- これらの筋は足関節および足趾の屈曲運動に関与する。

J0966 (右下腿の筋神経:後方からの図)
(半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋、腓腹筋、足底筋、ヒラメ筋、および 長母趾屈筋は完全にまたは部分的に除去されています。)
01
A14_1858(坐骨神経)Sciatic nerve△ →Nervus ischiadicus【坐骨神経】Sciatic nerve (A14_2_07_046)
02
A12_1297(膝窩静脈) →Vena poplitea【膝窩静脈】Popliteal vein (A12_3_11_028)