0955 (右側の腰仙骨神経叢:図解)
概要
右側の腰仙骨神経叢を図解した解剖学的図表です。P. Eislerによる作成で、暗く縞模様のある幹は背側神経叢の派生物を示しています。
腰仙骨神経叢の基本構造
- 腰神経叢(L1-L4が主体)は、大腿神経などを介して下肢前面の運動・感覚を支配します。
- 仙骨神経叢(L4-S4が主体)は、坐骨神経などを通じて下肢後面の運動・感覚を担当します。
- 腰仙骨神経幹は、腰神経叢と仙骨神経叢を連結し、下肢全体の神経支配を統合する重要な神経束です。
主要な末梢神経の機能
- 大腿神経:下肢前面の主要な運動・感覚神経であり、特に大腿四頭筋の収縮と大腿前面の皮膚感覚を支配します。
- 閉鎖神経:内転筋群の運動を支配し、股関節の内転や安定性の維持に重要な役割を果たします。
- 脛骨神経:下腿後面と足底の運動・感覚を支配します。
- 総腓骨神経:下腿前外側と足背の運動・感覚を司ります。
関連する神経叢の機能
- 陰部神経叢:会陰部の感覚と外肛門括約筋、外尿道括約筋などの随意筋の運動を支配します。
- 尾骨神経叢:尾骨周囲の最も尾側に位置する神経叢で、会陰部深層の感覚を支配します。

J0955 (右側の腰仙骨神経叢:図解)
(P. Eislerによる。)交通枝は記入されていません。(暗く縞模様のある幹は背側神経叢の派生物です。)
00
A14_1807(腰仙骨神経叢)Lumbosacral plexus△ →Plexus lumbosacralis【腰仙骨神経叢】Lumbosacral plexus (A14_2_07_001)