

腰仙骨神経叢は、第1~第5腰神経の前枝による腰神経叢と、腰仙骨神経幹により形成される複合的な神経叢である (Arslan et al., 2022)。この神経叢は下肢の運動・感覚支配において中心的な役割を果たしている。
腰神経叢は第1~第4腰神経の前枝により形成され、主に下肢前面の神経支配を担う (Drake et al., 2020)。大腰筋の前面および筋内に位置し、腹腔後壁から下肢前面に向かう神経分枝を送り出している。
仙骨神経叢は第4、第5腰神経と第1~第4仙骨神経の前枝により形成され、主に下肢後面の神経支配を担う (Drake et al., 2020; Standring, 2021)。梨状筋の前面に位置し、大坐骨孔を通じて骨盤から下肢後面へと神経を送っている。
腰仙骨神経幹は第4、第5腰神経の前枝の一部から形成され、腰神経叢と仙骨神経叢を連結する重要な架け橋となる (Arslan et al., 2022)。この神経幹は骨盤縁を越えて下行し、仙骨神経叢の形成に寄与する。
腰神経叢からは以下の主要な神経が分岐する (Standring, 2021):