外果とは、脛骨の下端によって形成される足首関節の外側が肥厚して下方に突出し、特にその外側面を指します。外果の先端は下方よりも後下方を向いています。臨床的には、腓骨の骨折はしばしば見られますが、スキー人口の増加とともに外果の骨折が激増しています。これは、スキーで転んで足首のところで足が強く内反されると、外果窩についている強い靭帯が引っ張られて、外果の先端から約1cm上方のところで外果が簡単に折れてしまうためです。