0511 (右下腿の筋(第2層):前方からの図)

J0511 (右下腿の筋(第2層):前方からの図)
(前脛骨筋、長指筋、長腓骨筋は除去され、前十字靱帯は部分的に切り取られています。)
この図のポイント(J0511:右下腿の筋 第2層・前方視)
- 前提
- 前脛骨筋・長指伸筋・長腓骨筋を除去して、第2層の構造を示しています。前十字靱帯は一部切除。
- 膝周囲(上部)
- 01 膝関節包:膝関節を包む関節包。
- 03 外側側副靱帯(LCL):大腿骨外側上顆から腓骨頭へ、膝の外反を抑制。
- 13 内側側副靱帯(MCL):膝の内側安定性を担う。
- 14 内側半月:荷重分散と関節適合性の向上に寄与。
- 15 膝蓋靱帯:大腿四頭筋腱の続きで、脛骨粗面に付着。
- 16 脛骨粗面:膝蓋靱帯付着部。
- 11 膝関節筋:膝伸展時に関節包を引き上げて挟み込みを防ぐ小筋。
- 下腿骨性ランドマーク
- 04 腓骨頭、17 脛骨前縁(前稜):触診で鋭い稜として確認できるライン。
- 09 外果(腓骨踝)、19 内果(脛骨踝):足関節内外側の基準点。
- 筋と腱・支帯(第2層の主要所見)
- 18 長母趾伸筋:脛骨・腓骨間の深層を走り母趾を伸展、足関節背屈に寄与。
- 10 短趾伸筋:足背外側で趾のMTP関節伸展を補助。
- 08 短腓骨筋:腓骨外側下部から第5中足骨粗面へ、足の外反と底屈を補助。
- 20 下伸筋支帯(下腿十字靱帯):前方の伸筋腱群を押さえ、滑走を最適化。
- 隔壁・膜と神経
- 06 下腿骨間膜:脛骨と腓骨を連結し、前後コンパートメントを区切る線維膜。
- 07 前下腿筋間中隔:前方区と外側区の境界。
- 05 深腓骨神経:脛骨前面の深層を下行し、長母趾伸筋など前方区の筋を支配。足背で第1・2趾間の感覚を司る。
- みどころ・臨床メモ
- 前方コンパートメント症候群では、深腓骨神経(05)症状として第1・2趾間のしびれや背屈筋力低下が現れやすい。
- 外果(09)周囲で短腓骨筋腱の障害や第5中足骨粗面の裂離骨折(Jones骨折付近)に注意。
- 膝の安定性はLCL(03)とMCL(13)、半月(14)の協調に依存。スポーツ外傷評価の基準点。
アノテーション
01
○→Capsula articularis genus【膝関節包;膝関節の関節包】Articular capsule of knee joint; Joint capsule of knee (A03_6_08_001_1)
02
○→Tendo musculus popliteus【膝窩筋腱】Popliteus tendon (A04_7_02_050_2)