0521 (右足背の第二層の筋)

J0521 (右足背の第二層の筋)
(前脛骨筋と長趾伸筋、十字靭帯の下脚部分は部分的に除去されています。)
図の概要
これは右足背(足の甲)を外側やや前方から見た図で、表層の一部(前脛骨筋・長趾伸筋、上・下伸筋支帯の一部)を除去して「第二層」を露出したものです。赤は筋腹、白は腱・靭帯・骨です。
主要構造と役割(番号対応)
- 01 長母趾伸筋 EHL:脛骨前面から母趾背側へ伸展腱を送る。母趾の伸展と足関節背屈に寄与。深腓骨神経支配。
- 02 長趾伸筋 EDL:第2–5趾の伸展と足関節背屈。深腓骨神経。
- 03 長腓骨筋:外側コンパートメント。腱は足底で斜走し第1中足骨底へ。足弓(横アーチ)支持・外反・底屈。浅腓骨神経。
- 04 外果(腓骨下端の突起):腓骨筋腱や支帯の滑走路のランドマーク。
- 05 下伸筋支帯(十字靭帯):伸筋腱(EHL/EDL/TAなど)を抑え、滑走を安定。
- 06 下腓骨筋支帯:長・短腓骨筋腱を外果後方で固定。
- 07 短腓骨筋:第5中足骨粗面へ。外反と底屈、外側縦アーチ支持。浅腓骨神経。
- 08 短趾伸筋:足背外側の小さな筋腹。第2–4趾基節の伸展補助。深腓骨神経(足背枝)。
- 09 第三腓骨筋:EDLの外側分枝様。第5中足骨底へ。背屈と外反の微調整。深腓骨神経。
- 10 小趾外転筋:足底内在筋の一部が足背からも見える。第5趾外転・足底内側縦アーチ支持。外側足底神経。
- 11 背側骨間筋(足):第2–4中足骨間に存在。第2趾を基準に外転。深腓骨神経(足背)/外側足底神経(足底)と覚える流派あり。
- 12 長趾伸筋腱:伸筋支帯の下を通り各趾へ分岐し背側腱膜に連結。
- 13 脛骨:内果を含む下腿の主骨。伸筋群の起始面を与える。