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片山正輝
目次(神経系) 、III. 脳神経 Nervi capitales, Hirnnerven

A14_1480(滑車神経[脳神経IV])Trochlear nerve [IV]
主な特徴
- 脳神経の中で最も細い神経であり、脳神経IVとして知られる。
- 脳の背側から唯一出る脳神経であり、頭蓋内を最も長く走行する。
- 滑車神経核から出て、上斜筋を支配する運動性神経である。
解剖学的経路
- 下丘の直後、上小脳脚と上髄帆小帯の間から出て、大脳脚を通って海綿静脈洞に達する。
- 海綿静脈洞では動眼神経の外側から上方へ進み、上眼窩裂を経て眼窩内に入る。
- 上直筋と上眼瞼挙筋の起始部の上を前内側に走行し、上斜筋に分布する。
解剖学的変異
- 起始部では2つの小根として出現することが多く(58%)、その後1つに合流する。
- 他の神経(動眼神経、前頭神経、鼻毛様体神経)と交通枝を形成することがある。

図511(頭蓋腔の位置)

図512(眼窩の神経:上方から剖出した図)
滑車神経は硬膜の滑車神経孔に達した後、三叉神経の第1枝に沿って硬膜が形成する小管を通り、上眼窩裂に至る。眼窩内では上眼瞼挙筋の起始部上を通過し、上斜筋へ向かってこの筋に分布する。
滑車神経は脳神経中最も細い。Swensson(1949)によると、成人の場合、脳から出る部位では2,480本、筋に入る部位では2,630本の神経線維を有する。かつて報告されていた交感神経および三叉神経との吻合は存在しない。滑車神経に含まれる知覚性線維は三叉神経中脳核に由来するとされる。

bに対応する下丘を通る断面の模式図

J0605 (右側の海綿静脈洞の冠状断面:背面からの図)

J0606 (硬膜静脈洞:頭蓋底からの図)

J0834 (脳の底部:下方からの図)

J0835 (脳幹:右方からの図)

J0840 (後脳および延髄:左外側からの図)

J0842 (四丘体および周辺:後上方からの図)

J0843 (脳:下前方からの図)

J0890 (運動および感覚の主要な末梢神経の原核は、透明に描かれた脳幹に模式的に記入されている:後方からの図)

J0902 (硬脳膜:上方からの図)

J0903 (脳硬膜:右上方からの図)

J0904 (硬脳膜と頭蓋骨を通る神経)

J0905 (右側の三叉神経節:内側からの図)

J0906 (右眼窩の神経、第1層:上方からの図)

J0907 (右の眼窩の神経、第2層:上方からの図)

J0908 (右眼窩と右上顎神経:右側からの図)

J0918 (頭蓋骨内の舌咽神経、迷走神経、副神経の経過:後方からの図)

J0920 (右の咽頭の神経:右方からの図)