0902 (硬脳膜:上方からの図)
図の概要
- 硬脳膜を上方から観察した図であり、大脳鎌はほぼ完全な状態で残されているが、小脳テントは左側が取り除かれている。
脳神経の位置と経路
- 大脳鎌(Falx cerebri)は、上部中央に明確に配置されている。
- 脳神経のうち、嗅神経(I)、視神経(II)、動眼神経(III)、滑車神経(IV)、三叉神経(V)が、硬脳膜との位置関係とともに描写されている。
- また、外転神経(VI)、顔面神経(VII)、蝸牛神経、舌咽神経(IX)、迷走神経(X)についても、詳細に図示されている。
- さらに、副神経(XI)と舌下神経(XII)の頭蓋底通過経路が明確に示されている。
血管系と頭蓋窩
- 内頚動脈の頭蓋内における走行経路が詳細に描かれている。
- 硬脳膜内には、上矢状静脈洞、横静脈洞などの主要な静脈洞構造が明示されている。
- 前頭蓋窩と中頭蓋窩の境界が明確に区分され、各領域に存在する解剖学的構造物が詳細に示されている。

J0902 (硬脳膜:上方からの図)
(大脳鎌はほぼ完全で、小脳テントは左に取り除かれています。)
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A14_0040(大脳鎌)Cerebral falx△ →Falx cerebri【大脳鎌】Falx cerebri; Cerebral falx (A14_1_01_103)
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