上腕三頭筋
上腕三頭筋は以下のような特徴を持つ筋です:
- 上腕部の背面に位置する大きな筋です。
- 主な機能は肘関節の伸展で、肩関節の内転にも関与します。
- 長頭、外側頭(橈側頭)、内側頭(深頭・尺側頭)の3つの部分から構成されています。
- 起始:
- 長頭:肩甲骨の関節下結節
- 外側頭:上腕骨の後面
- 内側頭:上腕骨の後面(上腕骨粗線)
- 停止:3つの頭が合流して尺骨の肘頭に付着します。
- 神経支配:橈骨神経(C5、C7、C8)
- 血液供給:上腕深動脈
上腕三頭筋の機能的特徴として、内側頭は軽い伸展時に、長頭や外側頭は強い伸展時に主に働きます。また、肘頭の直下には上腕三頭筋の腱下包(肘頭腱下包)が存在します。
J0163 (右肩甲骨、筋の起こる所と着く所:背面からの図)
J0164 (右肩甲骨、筋の起こる所と着く所:前面からの図)
J0176 (右上腕骨と筋の起こる所と着く所:後方からの図)
J0184 (右前腕骨:筋の起こる所と着く所:回外位の手の裏側からの図)
J0429 (右の胸筋(第2層)、正面からの図)