腹膜
腹膜は、腹腔と骨盤腔の内側を覆う薄い漿膜です。その主な特徴は以下の通りです:
- 中皮と不規則な結合組織の薄層で構成されています
- 腹壁の内面(横隔膜下面と骨盤壁内面を含む)を被覆し、さらに腹腔・骨盤腔内の諸臓器表面を覆います
- 内臓を覆う部分を臓側腹膜、腹壁内側を覆う部分を壁側腹膜と呼びます
腹膜は複雑な構造を持ち、様々な陥凹やヒダを形成します。これらの構造が内ヘルニアの原因となることがあります。また、腹膜の構造は個体差や病的状態により変化することがあります。
J0595 (子宮とその周囲の動脈:背面から、わずかに左方からの図)
J0717 (腹部内臓:前方からの図)
J0718 (小腸:正面からの図)
J0719 (腸間膜の屈曲:前方から見た図)
J0720 (大腸と腸間膜の根:前方からの図)
J0721 (小網:前方からの図)