0721 (小網:前方からの図)

J0721 (小網:前方からの図)
(左肝葉は完全で、横行結腸の大部分が除去され、胃はフックで少し下に引っ張られ、脾は少し左に引っ張られています。)
このイメージは「小網:前方からの図」という解剖学的図です。この図では以下の重要な構造が示されています:
主な構造:
- 小網(12):肝胃間膜(14)と肝十二指腸間膜(13)から構成される腹膜のヒダです。
- 肝臓:右葉(04)が図の左上部に位置し、尾状葉(15)も確認できます。
- 胆嚢(05):肝臓の下部に位置しています。
- 消化管:胃(17)が中央に位置し、食道腹部(16)、上行結腸(06)、下行結腸(23)などが見えます。
- 脾臓(19):左側に配置され、胃脾間膜(18)で胃と連結しています。
腹膜の構造:
- 肝鎌状間膜(01):肝臓を腹壁に固定する腹膜のヒダです。
- 網嚢孔(03):小網と大網(25)の間にある開口部です。
- 胃結腸間膜(08):胃と横行結腸を連結します。
- 横隔結腸間膜(22):横隔膜と結腸を連結します。
特徴:
- 腸間膜根(10)と十二指腸空腸曲(11)が確認できます。
- 右結腸曲(07)と左結腸曲(21)も示されています。
- 下陥凹(24)は網嚢の一部です。