後脛骨筋 Musculus tibialis posterior

J0249 (右の脛骨と腓骨、筋の起こる所および着く所:前方からの図)

J0250 (右の脛骨と腓骨、筋の起こる所および着く所:後方からの図)

J0275 (右足の骨:足筋の起こる所と着く所を示す足底側の図)

J0395-0401 (筋の形状)

J0513 (右下腿の筋(第二層):後方からの図)

J0514 (右下腿の筋(第3層):後方から図)

J0515 (右下肢の筋(第4層):後方からの図)

J0524 (右足の筋:脛側からの図)

J0601 (右下腿の動脈:背側からの図)

J0966 (右下腿の筋神経:後方からの図)

J0968 (右足底の深部神経、下方からの図)
後脛骨筋は、下腿の深層に位置する解剖学的および臨床的に重要な筋である。その詳細な特徴と臨床的意義は以下の通りである。
位置と解剖学的関係:
- 下腿屈筋深層の最深部に位置し、骨間膜の後面に密着している。
- 前方から後方への順に、脛骨、骨間膜、後脛骨筋、長趾屈筋、ヒラメ筋、腓腹筋という配列をなす。
- 長趾屈筋(脛側)と長母趾屈筋(腓骨側)の間に位置し、これらの筋とともに後脛骨動脈と脛骨神経を保護する。
- 腱は内果の後方を回り、屈筋支帯の下を通過して足底に至る。
- 解剖学的変異として、約2%の頻度で欠如や重複が報告されている。
起始(Origin):
- 下腿骨間膜の後面上2/3部分。
- 脛骨後面の骨間縁と内側稜の間にある面(脛骨後面上部の約2/3)。
- 腓骨内側面の骨間縁と内側稜の間(腓骨上部の約2/3)。
- 深横筋膜の深層と隣接する筋(長趾屈筋、長母趾屈筋)との間の筋間中隔。
停止(Insertion):
- 主要停止部:舟状骨足底面の粗面(舟状骨結節)と内側楔状骨足底面。
- 副停止部:中間および外側楔状骨の足底面、立方骨、第2・3・4中足骨底。
- 停止腱は内果後方で滑液鞘(後脛骨筋腱鞘)に包まれ、足根管を通過する。
- 腱の一部が前方に向かい、舟状骨粗面に停止する分枝は「春靭帯(spring ligament)」と密接に連結する。
構造と走行: