0601 (右下腿の動脈:背側からの図)

J0601 (右下腿の動脈:背側からの図)
(大腿筋は大内転筋を除いて完全に取り除かれています。また、腓腹筋、足底筋、ヒラメ筋、および長母趾屈筋は部分的に取り除かれています。)
図の要点(右下腿の動脈:背側)
- 中心の幹は膝窩動脈。膝窩で上下の膝動脈(外側・内側の上膝 03, 04 と、外側・内側の下膝 07, 08)や中膝動脈 06、腓腹動脈 05 を出す
- 膝下で前脛骨動脈 11 を前方へ貫いて送出し、残りが後脛骨動脈 13 となる
- 後脛骨動脈 13 からは
- 腓骨回旋枝 12
- 脛骨栄養動脈 14(脛骨へ入る栄養孔へ)
- 末梢で内果枝 23 と踵骨枝 25(踵周囲へ)
- 腓骨動脈 16 は後脛骨動脈の大枝で、腓骨の後面を下行
- 腓骨栄養動脈 17
- 長母趾屈筋 18・後脛骨筋 19・長趾屈筋 20 の間を走行
- 貫通枝 21(下方で前方へ抜け、前外側踝周囲の吻合に参加)
- 外果枝 22 とその踵骨枝 26
- 足関節後面では、後脛骨動脈 13 と腓骨動脈系の枝が踵骨動脈網 27 を形成し、踵周囲で豊富に吻合する
- 01 の内転筋腱裂孔は大腿動脈が膝窩動脈へ移行する通路を示すランドマーク
走行の理解ポイント
- 血管の主流れは「大腿動脈 →(01)→ 膝窩動脈 → 前脛骨(前区画へ)+ 後脛骨(後区画へ) → 腓骨動脈(外側後区画へ)」
- 外果・内果・踵周囲では多数の枝が網状吻合をつくり、足関節の血流を保つ
臨床的メモ(簡潔)
- 下腿骨折や足関節外側手術では腓骨動脈の貫通枝 21 と外果枝 22 の損傷に注意
- 脛骨髄内釘では脛骨栄養動脈 14 の損傷が遷延癒合の一因になり得る
アノテーション
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