長腓骨筋
長腓骨筋は、下腿の外側に位置する筋で、以下のような特徴を持ちます:
- 起始:腓骨、筋間中隔、下腿筋膜の近位部から始まります。
- 走行:下降しながら短腓骨筋を覆い、外顆の後方を通過します。
- 停止:足底を斜めに横切り、主に第1中足骨底に停止します。また、第1背側骨間筋(65.8%)、内側楔状骨(48.7%)、後脛骨筋腱(23.7%)、母指内転筋の斜頭(2.0%)にも停止することがあります。
- 機能:主に足の屈曲と外反を担当します。
- 解剖学的特徴:
- 腱は立方骨の粗面を滑走し、線維軟骨で覆われた溝を通過します。
- 外果の後方では、長腓骨筋と短腓骨筋が総腱鞘に包まれ、上腓骨筋支帯によって固定されます。
- 足の外側縁で方向を変え、足底に進入します。
- 神経支配:深腓骨神経の支配を受けます。
長腓骨筋は、歩行や姿勢の維持に重要な役割を果たす筋です。
J0249 (右の脛骨と腓骨、筋の起こる所および着く所:前方からの図)
J0250 (右の脛骨と腓骨、筋の起こる所および着く所:後方からの図)
J0275 (右足の骨:足筋の起こる所と着く所を示す足底側の図)
J0509 (右下腿の筋:腓側からの図)