鼡径靱帯
鼡径靱帯は、以下のような特徴を持つ重要な解剖学的構造です:
- 上前腸骨棘と恥骨結節の間に張る靱帯です。
- 体幹と下肢の前面における境界を形成します。
- 外腹斜筋の停止腱膜が発達して形成された腱弓です。
- 鼡径管の下壁の形成に関与しています。
また、鼡径靱帯に関連する構造として:
- 裂孔靱帯:鼡径靱帯の一部が内側に分かれ、後方に走って恥骨櫛内側部に達するもの。
- 反転靱帯:鼡径靱帯内側端から上内側に向かって反転し、内腹斜筋の前面に向かう線維。
- 恥骨櫛靱帯:恥骨櫛に沿って外側に伸びるもの。
これらの構造は、総称してプーパルの靱帯とも呼ばれます。
J0435 (腹筋:右側前方からの図)
J0436 (腹筋、正面からの図)
J0438 (腹筋(第2層):腹面図)
J0440 (腹直筋:腹面図)