0495 (右大腿の筋:腹側からの図)

J0495 (右大腿の筋:腹側からの図)
この画像は右大腿の筋肉を腹側(前面)から見た解剖図です。以下に主な筋肉と構造を説明します:
- 01. 中殿筋(Gluteus medius muscle):殿部(お尻)の外側にある筋肉で、大腿の外転運動などを担います。
- 02. 大腿筋膜張筋(Tensor fasciae latae):骨盤から大腿筋膜(腸脛靱帯)に連なる筋肉で、大腿の外転や内旋を行います。
- 03. 皮膚(Skin):体表を覆う組織です。
- 04. 外側広筋(Vastus lateralis muscle):大腿四頭筋の一部で、大腿の外側に位置しています。
- 05. 腸脛靱帯(Iliotibial tract):大腿外側を走行する線維性の帯状組織です。
- 06. 外側膝蓋支帯(Lateral patellar retinaculum):膝蓋骨の外側を支える靱帯組織です。
- 07. 膝蓋靱帯(Patellar ligament):膝蓋骨から脛骨粗面に至る強靱な靱帯です。
- 08. 上前腸骨棘(Anterior superior iliac spine):骨盤の前方で触知できる骨の突起部分です。
- 09. 腸腰筋(Iliopsoas muscle):腰椎から始まり大腿骨に付着する、股関節の屈曲に重要な筋肉です。
- 10. 鼡径靱帯(Inguinal ligament):上前腸骨棘から恥骨結節に至る靱帯で、腹部と大腿の境界を形成します。
- 11. 裂孔靱帯(Lacunar ligament):鼡径靱帯の内側部分が恥骨櫛に付着したものです。
- 12. 恥骨結節(Pubic tubercle):恥骨の前面にある結節です。
- 13. 腸恥窩(Iliopectineal fossa):腸骨と恥骨の間にある窪みです。
- 14. 恥骨筋(Pectineus muscle):恥骨から大腿骨に付着し、大腿の内転と屈曲に関わります。
- 15. 長内転筋(Adductor longus muscle):恥骨から大腿骨に至る内転筋群の一つです。
- 16. 薄筋(Gracilis muscle):恥骨から脛骨内側に付着する長い筋肉で、大腿の内転と膝の屈曲に関わります。