0185 (舟状骨(右手の個々の手根骨:掌側からの図))

J0185 (舟状骨(右手の個々の手根骨:掌側からの図))
(図J0185 (舟状骨(右手の個々の手根骨:掌側からの図))-J0200 (有鈎骨(手の背側からの単一の右手根骨))では、硝子軟骨で覆われた関節面が青く染められています。)
手根骨(てこんこつ)の図の見方
- 配列(掌側からの図)
- 近位列(前腕に近い列):01 舟状骨、06 月状骨、07 三角骨、08 豆状骨
- 遠位列(指に近い列):04 大菱形骨、05 小菱形骨、11 有頭骨、10 有鈎骨
- 青く塗られている面は硝子軟骨で覆われた関節面を示します
- 主要ランドマーク
- 02 舟状骨結節:母指側の隆起。大菱形骨結節(03)とともに手根管の橈側縁を作る
- 09 有鈎骨鈎:手根管の尺側縁を作る。豆状骨(08)と合わせて触知しやすい
- 有頭骨(11):手根の中心。第3中手骨の基部と強固に連結
- 月状骨(06):橈骨手根関節で中心的に可動。脱臼が起こりやすい
- 舟状骨(01):血流が末梢優位で骨折後に無腐性壊死を起こしやすい
- 関節のつながり
- 橈骨は主に舟状骨と月状骨と関節
- 近位列どうし、遠位列どうしで連結し、近位列と遠位列の間に「手根中央関節」
- 遠位列は中手骨基部と関節し、把持や巧緻運動を支える
- 機能の要点
- 近位列は可動性が高く衝撃を吸収
- 遠位列は比較的安定し、力を指へ伝達
- 手根管は「舟状骨結節・大菱形骨結節(橈側)」と「豆状骨・有鈎骨鈎(尺側)」で構成され、その上を屈筋支帯が覆う
- 覚え方(近位列→遠位列、橈側から尺側へ)
- 近位列:舟 月 三 豆(「舟で月見て三角豆」)
- 遠位列:大菱 小菱 有頭 有鈎(「大・小の後に頭と鈎」)
この図は、右手の各手根骨を掌側から示し、関節面を青で強調しています。
アノテーション
00
A02_0758(手根骨)Carpal bones→Ossa carpi; Ossa Carpalia【手根骨】Carpal bones (A02_4_08_001)
01
A02_0760(舟状骨(手の))Scaphoid bone→Os scaphoideum; Os naviculare manus【舟状骨(手の)】Scaphoid bone (A02_4_08_003)
02