肩甲骨
肩甲骨は、以下の特徴を持つ重要な骨です:
- 胸郭の背側上部外側に位置する三角形の大型で扁平な骨
- 第2から第7肋骨に覆われている
- 肩鎖関節で鎖骨と、肩関節で上腕骨と関節を形成する
- 主な構成要素:
- 2つの面:肋骨面(前面)と背面
- 3つの縁:内側縁、外側縁、上縁
- 3つの角:上角、下角、外側角
重要な特徴:
- 外側角に楕円形の関節窩がある(上腕骨頭と接続)
- 背面上部に肩甲棘という水平な隆起があり、その外側端が肩峰となる
- 上縁の外側部に肩甲切痕がある
- 烏口突起が前方に突出している
肩甲骨は上肢の動きと安定性に重要な役割を果たし、多くの筋の付着部位となっています。
J0160 (右の肩甲骨:前方からの図)
J0161 (右肩甲骨:後方からの図)
J0162 (右肩甲骨:外側からの図)
J0163 (右肩甲骨、筋の起こる所と着く所:背面からの図)