0161 (右肩甲骨:後方からの図)

J0161 (右肩甲骨:後方からの図)
こちらは右肩甲骨の後方からの解剖図です。図には以下の主要な構造が番号付きで示されています:
- 01. 烏口突起(Coracoid process):肩甲骨の前面から前上方に突出する突起で、様々な筋肉や靭帯の付着部位となっています。
- 02. 肩甲切痕(Suprascapular notch):上縁にある切れ込みで、肩甲上神経や血管が通過します。
- 03. 肩甲棘(Spine of scapula):肩甲骨後面を横切る隆起で、棘上窩と棘下窩を分ける重要な構造です。
- 04. 上縁(Superior border):肩甲骨の上側の境界線です。
- 05. 上角(Superior angle):肩甲骨の上内側の角部分です。
- 06. 棘上窩(Supraspinous fossa):肩甲棘より上にある窪みで、棘上筋が位置します。
- 07. 三角筋結節(Deltoid tubercle):肩甲棘にある隆起で、三角筋の一部が付着します。
- 08. 内側縁(Medial border):肩甲骨の内側(脊柱側)の縁です。
- 09. 肩峰(Acromion):肩甲棘の外側端が拡大した部分で、鎖骨と関節を形成し、肩の外側の突出部を形成します。
- 10. 肩峰角(Acromial angle):肩峰の角度のついた部分です。
- 11. 関節窩(Glenoid cavity):上腕骨頭と関節を形成する浅い窪みです。
- 12. 外側角(Lateral angle):肩甲骨の外側上部の角で、関節窩が位置する部分です。
- 13. 肩甲頚(Neck of scapula):関節窩の周囲の狭くなった部分です。
- 14. 関節下結節(Infraglenoid tubercle):関節窩の下方にある隆起で、上腕二頭筋長頭の起始部です。
- 15. 棘下窩(Infraspinous fossa):肩甲棘より下にある広い窪みで、棘下筋が位置します。
- 16. 外側縁(Lateral border):肩甲骨の外側(腋窩側)の縁です。