椎体
椎体は、椎骨の前部を占める短い円柱状の構造です。主な特徴は以下の通りです:
- 上下端は平坦な面を形成しています。
- 側面から見ると、中央部がわずかにくびれています。
- 後面は椎孔の前壁となり、縦に走る浅く広い溝があります。
- 上下面は、椎間円板と結合する硝子軟骨で覆われています。
- 軟骨の周縁部は骨化し、後方部分が欠けた不完全な輪状の骨端板を形成します。
- 加齢とともに骨端板の骨化が進行し、椎体の上下面の縁が側面から水平に突出するようになります。
椎体は脊柱の主要な支持構造であり、椎骨間の荷重を効果的に分散させる重要な役割を果たしています。
J0116 (椎骨:頭蓋骨側からの図)
J0117 (椎骨:右方からの図)
J0118 (第4頚椎:頭側からの図)
J0119 (第4頚椎:右側からの図)
J0288 (椎間円板と隣接する椎体:前方からの図)
J0290 (腰椎の一部の正中断、右切断半分:左方からの図)