0854 (側脳室および側脳室脈絡叢を剖出:脳の上方からの図)
側脳室および側脳室脈絡叢の解剖学的図説明
- この図は脳梁を取り除いた脳の上方からの解剖図で、側脳室とその脈絡叢を剖出したものである。
- 脳梁は狭い残留物を除いて取り除かれ、両側で後角が開けられている。
- 島部と右側の側頭葉上部の一部を取り除くことで側脳室の下角が露出している。
側脳室の主要構造
- 前角(Frontal horn)、中心部(Central part)、後角(Occipital horn)、下角(Inferior horn)の四つの主要部分が確認できる。
- 後角には鳥距(Calcarine spur)と後角球(Bulb of occipital horn)が観察される。
- 側脳室内には側脳室脈絡叢(Choroid plexus)が存在している。
周囲の重要構造物
- 視床(Thalamus)、尾状核頭(Head of caudate nucleus)、尾状核尾(Tail of caudate nucleus)、海馬(Hippocampus)などの重要な脳構造物が露出している。
- 透明中隔腔(Cave of septum pellucidum)や脳弓体(Body of fornix)なども観察される。

(図J0853 (脳梁:上方から剖出)の標本のため)。その後、狭い残留物を除いて脳梁が取り除かれました。さらに、後角が両側で開けられ、島部と右側の側頭葉の上部の塊を取り除くことにより、下角が露出します。
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A14_1192(側脳室)Lateral ventricle△ →Ventriculus lateralis【側脳室】Lateral ventricle (A14_1_09_272)
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A14_1182(透明中隔腔)Cave of septum pellucidum△ →Cavum septi pellucidi【透明中隔腔】Cave of septum pellucidum (A14_1_09_263)