0856 (右側脳室:右方から剖出した図)
解剖概要
- 右側脳室を右方から剖出した図で、右大脳半球の大部分はほぼ矢状の2つの切り口によって除去されています。
- 側脳室の各部(前角、中心部、後角、下角)の解剖学的位置関係が明瞭に示されています。
主要構造
- 前角(側脳室の前方部)は前頭葉に位置し、尾状核頭部と隣接しています。
- 中心部(側脳室の体部)は頭頂部にあり、脳梁の下方に広がっています。
- 後角(側脳室の後方部)は後頭葉に伸び、鳥距によって形成される突起を含みます。
- 下角(側脳室の下方部)は側頭葉内に位置し、海馬と密接に関連しています。
関連構造
- 側脳室脈絡叢は側脳室内に存在し、脈絡糸球を形成しています。
- 前交連、淡蒼球、被殻などの基底核構造も図中で確認できます。

(右大脳半球の大部分は、ほぼ矢状の2つの切り口によって除去されています。)
00
A14_1192(側脳室)Lateral ventricle△ →Ventriculus lateralis【側脳室】Lateral ventricle (A14_1_09_272)
01
A14_1156(脳梁)Corpus callosum△ →Corpus callosum【脳梁】Corpus callosum (A14_1_09_241)