S状結腸
S状結腸は大腸の一部で、以下の特徴があります:
- 骨盤上口と第3仙椎の間をS字状に曲がりながら下行する部分です。
- 長さは30〜45cmです。
- 左側の腸骨稜の高さ付近から始まり、左外腸骨動脈の前を不規則なS字状に下降します。
- 最終的に直腸へ移行します。
S状結腸の走行:
- 一般に不規則なS字状で、主に2箇所で屈曲します。
- まず骨盤の左側壁に沿って下降し、その後小骨盤内を内上方に湾曲しながら進みます。
- 再び下方へ向かい、仙骨前面の第3仙椎の高さで直腸へ移行します。
注意点:
- 成人では骨盤内に位置しますが、小児では骨盤がまだ小さいため、腹部に存在します。
J0589 (前腸間膜動脈の枝:腹面図)