足底筋 Musculus plantaris

J0240 (右大腿骨と筋の起こる所と着く所:後方からの図)

J0340 (右の膝関節:背面からの図)

J0503 (右大腿の筋:背面からの図)

J0505 (右大腿の筋:背面図)

J0506 (右大腿の筋:背面図)

J0509 (右下腿の筋:腓側からの図)

J0512 (右の下腿の筋:後方からの図)

J0513 (右下腿の筋(第二層):後方からの図)

J0966 (右下腿の筋神経:後方からの図)
解剖学的記述
一般的特徴と位置
足底筋は下肢後面の浅層筋群に属する小型の筋で、腓腹筋の深層かつヒラメ筋の表層に位置します。この筋は系統発生学的に退化傾向にある遺残筋として知られ、下等霊長類では足底腱膜に停止する足底筋長として発達していますが、ヒトでは著しく縮小しています (Standring, 2016)。
起始
- 大腿骨外側上顆稜の下部から起始します (Moore et al., 2018)
- 膝関節包の斜膝窩靱帯からも一部線維が起始します (Standring, 2016)
- 腓腹筋外側頭の起始部の近傍(内側上方)に位置し、両筋の起始部は近接しています (Moore et al., 2018)
- 起始部は約2-3cm²の小範囲に限定されています (Standring, 2016)
筋腹の形態
- 筋腹は非常に小さく、長さ約7-10cm、幅2-3cm、厚さ約1cmです (Standring, 2016)
- 筋重量は平均約3.7g(範囲:2-6g)と報告されています (Simpson et al., 1991)
- 形状は紡錘形または三角形を呈します (Standring, 2016)
- 筋線維は短く、筋腹の長さに比して腱成分の比率が極めて高いのが特徴です (Moore et al., 2018)
- 筋腹は膝窩の外側上部に位置し、膝関節の後面を斜めに横切ります (Standring, 2016)
腱の走行と停止
- 筋腹から続く細長い腱は、人体で最も細長い腱の一つとして知られています (Moore et al., 2018)
- 腱の長さは約30-45cm(平均35-40cm)、幅は約1-2mm、厚さは0.5-1mmです (Standring, 2016)
- 腱は腓腹筋とヒラメ筋の間(両筋の腱膜の間)を下行します (Moore et al., 2018)