長母趾伸筋
長母趾伸筋は、以下のような特徴を持つ筋肉です:
位置と起始・停止:
- 下腿伸筋深層に属します。
- 腓骨の内側面と骨間膜の中間2/4から3/4の間から起始します。
- 主に母指の末節骨底に停止し、一部は基節骨底にも付着します。
走行:
- 前脛骨筋と長指伸筋に覆われています。
- 前内側に腱を持つ半羽状筋の形態で下降します。
- 上下の伸筋支帯を通過し、第1中足骨の背側面から母指の指背腱膜へ移行します。
腱の特徴:
- 長母趾伸筋の腱は、上伸筋支帯の直下を浅く走行します。
- 腱鞘は内果のレベルから始まり、遠位方向に伸びて第1中足骨の底部または頭部に達します。
機能:
神経支配:
解剖学的変異:
- 基節骨底に付着する長母指伸筋副腱は、19%の確率で欠如することがあります。
J0274 (右足の骨:足の筋の起こる所と着く所を示す背面図)
J0509 (右下腿の筋:腓側からの図)
J0510 (右下腿の筋、前面からの図)
J0511 (右下腿の筋(第2層):前方からの図)
J0520 (右足背の表層筋)
J0521 (右足背の第二層の筋)