内腹斜筋 Musculus obliquus internus abdominis

内腹斜筋は、腹部の側面と前面に位置する重要な筋肉で、腹壁の第2層を構成しています。この筋肉は、腹部の解剖学的構造と生理学的機能に重要な役割を果たしています(Standring, 2020)。

解剖学的特徴

神経支配と血液供給

機能と臨床的意義

内腹斜筋は、腹部の安定性を維持する重要な役割を果たし、他の腹部筋群(腹直筋、外腹斜筋、腹横筋)と協調して機能します(Bartelink, 1957; Hodges et al., 2005)。腹壁の「コルセット」として働き、姿勢制御、呼吸、排泄などの基本的な生理機能を支えています。また、鼡径部の解剖学的構造において重要な役割を担い、外科的処置において解剖学的ランドマークとしても重要視されています(Amato et al., 2012)。

参考文献

書籍

雑誌論文

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J0217 (右の寛骨:筋の起こる所と着く所を示す内側からの図)

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J0433 (横隔膜:腹腔からの図)

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J0438 (腹筋(第2層):腹面図)

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J0439 (右の内腹斜筋の腱が腹直筋鞘に移行する図)

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J0441 (弓状線より上部:腹壁の断面図)

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J0442 (弓状線より尾側:腹壁を横断する図)

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J0445 (右側の男性の鼡径管(第2層):前方からの図)

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J0446 (男性右側の鼡径管(第3層):前方からの図)

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J0450 (腰部の筋(第1層)、後方からの図)

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J0451 (腰部の筋(第2層):背面図)

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J0452 (腰部の筋:横断図)

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J0573 (腹部前壁の動脈:背面図)

日本人のからだ(宮内亮輔・長島聖司・小川皓一・坂本裕和 2000)によると