外側半月は、ほぼ環状を呈します。付着部は互いに近接しており、半月の幅はほぼ同じです。外側半月は内側半月よりも可動性が大きく、前方端の脛骨への付着部は顆管隆起(intercondylar eminence)の直前にある前顆間区の部分にあり、後方端の脛骨への付着部は顆管隆起の直後にある後顆管区の部分にあります。また、外側半月の後方端からは小線維束が出て、後十字靱帯に沿って大腿骨の内側顆にまで達することが一般的です。外側半月の辺縁部は、膝関節の外側側副靱帯から膝窩筋腱で隔てられており、外側半月の基部の機械力に対する安定性は比較的乏しい状態になるため、注意が必要です。