0338 (右膝関節:前方からの図)

J0338 (右膝関節:前方からの図)
(膝は直角に曲がっており、膝蓋骨と関節包は取り除かれ、前十字靭帯は挿入部で短く切断されています。)
膝関節図(右膝・前方観、膝は約90°屈曲。膝蓋骨と関節包は除去、ACLは脛骨付着部で切断)
- 01 外側上顆(大腿骨):外側側副靱帯の近位付着部。回旋の制御に関与。
- 02 外側顆(大腿骨):脛骨外側顆と関節を作る荷重面。
- 03 外側半月:楔形クッション。外側は可動性が高く回旋でよく動く。
- 04 外側側副靱帯(腓側側副靱帯):前額面の安定化。外反ストレスには抵抗しないが内反に強い。
- 05 前十字靱帯(断面):脛骨前方すべりと内旋を抑制。屈曲位で緊張。
- 06 前腓骨頭靱帯:腓骨頭前方の補強帯。近くに総腓骨神経が走行。
- 07 腓骨体:下腿外側の長い骨幹。
- 08 後十字靱帯:脛骨後方すべりを抑制。屈曲位で特に主要な制動。
- 09 内側上顆(大腿骨):内側側副靱帯の起始部。
- 10 内側顆(大腿骨):脛骨内側顆と関節を作る荷重面。
- 11 内側側副靱帯(脛側側副靱帯):外反ストレスに抵抗。深層は関節包と連続し内側半月と連結。
- 12 内側半月:C字状で外側より固定性が高い。MCLと連結し損傷を受けやすい。
- 13 膝横靱帯:前角同士(主に内側前角と外側前角)を連結し前方安定性を補助。
- 14 脛骨粗面:膝蓋靱帯の停止。大腿四頭筋の力が伝達される牽引点。
- 15 脛骨体:荷重伝達の主幹。