仙結節靱帯
仙結節靱帯は、骨盤の重要な靱帯の一つです。その主な特徴は以下の通りです:
- 強力な三角形の靱帯です。
- 坐骨結節から発生し、内側上部から扇状に広がります。
- 下後腸骨棘、仙骨下半部の外側縁、尾骨に付着します。
- 仙棘靱帯と共に、大坐骨切痕と小坐骨切痕をそれぞれ大坐骨孔、小坐骨孔に変換します。
- 後面は大臀筋の起始部となります。
さらに、この靱帯には以下の特徴があります:
- 下臀皮神経の枝がしばしば貫通します。
- 靱帯の深層と仙棘靱帯の間を、陰部神経や内陰部動静脈が走行します。
これらの特徴から、仙結節靱帯は骨盤の構造を支持し、安定性を提供する重要な役割を果たしていることがわかります。
J0325 (右の骨盤の靱帯:前面から少し上からの図)
J0326 (右側の骨盤の靱帯:後方からの図)
J0455 (長い背筋(1層目):背面図)
J0492 (右側の骨盤の筋:内側からの図)