内側顆(大腿骨の)Condylus medialis femoris

J0228 (右の大腿骨:前方からの図)

J0229 (右の大腿骨:後方からの図)

J0230 (右大腿骨、内側からの図)

J0231 (右大腿骨、遠位端部:前方からの図)

J0232 (右大腿骨、遠位端:下方からの図)

J0337 (右の膝関節:前方からの図)

J0338 (右膝関節:前方からの図)

J0339 (右膝関節:後方からの図)

J0341 (右の膝関節:前方からの図)

J0383 (右膝:伸ばして、外内側方向からのX線像)

J0384 (右膝:曲がり、外内側方向からのX線像)
解剖学的特徴
大腿骨の内側顆は、大腿骨遠位端の内側に位置する重要な解剖学的構造であり、膝関節の形成において中心的な役割を果たします(Gray, 2020; Standring et al., 2016)。
形態的特徴:
- 外側顆と比較して、前後径が長く、より細長い楕円形の形状を呈します(Netter, 2018)
- 内側に顕著に突出した丸みを帯びた隆起として存在し、矢状面で観察すると明瞭な凸面を形成します(Moore et al., 2017)
- 関節面は脛骨内側顆と適合し、大腿脛骨関節(膝関節の主要部分)を構成します(Standring et al., 2016)
- 後面には内側上顆から続く内転筋結節が存在し、大内転筋が付着します(Palastanga & Soames, 2012)
関節面の構造:
- 関節軟骨で覆われた滑らかな関節面を有し、脛骨の内側顆上面および内側半月板と接触します(Fox et al., 2015)
- 前方部分は膝蓋骨との関節面(膝蓋面の内側部分)を形成します(Netter, 2018)
- 顆間窩(顆間切痕)の内側壁を形成し、前十字靭帯の付着部位を含みます(Girgis et al., 1975)
周囲の構造との関係:
- 内側側副靭帯が内側上顆から起始し、脛骨内側顆および内側半月板に付着します(LaPrade et al., 2007)
- 内側半月板は外側半月板より可動性が低く、内側側副靭帯と癒合しているため、損傷を受けやすい特徴があります(Greis et al., 2002)
- 後十字靭帯は内側顆の顆間窩内側面に付着します(Anderson et al., 2012)
臨床的意義
外傷と骨折:
- 大腿骨顆部骨折は高エネルギー外傷(交通事故など)や骨粗鬆症を伴う高齢者の転倒により発生します(Martinet et al., 2000)