中手骨 Ossa metacarpi [I-V]

中手骨は手根骨と指骨の間に位置し、手の骨格の主要部分を形成する重要な骨群です。解剖学的特徴と臨床的意義は以下のとおりです(Gray and Carter, 2010; Netter, 2018):

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J0201 (右手の手根骨と隣接する骨、掌側からの横並びに引き伸ばされた図)

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J0202 (右の第三指の中手骨と指節:手の背面からの図)

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J0203 (右の手骨:手掌側からの図)

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J0204 (右の手骨:手の背側からの図)

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J0320 (右手の関節、手根を回外位とし、掌側からの図)

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J0321 (右手の関節:手根を回外位とし、手の甲からの図)

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J0322 (右手の関節:手根を回外位とし、手の甲に平行に切断して関節腔を示した図)

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J0323 (右手の第二から第五の指の中手骨と最初の関節、およびそれらの靱帯、掌側からの図)

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J0324 (右手の第3指の中手骨と関節、および靱帯、橈骨側からの図)

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J0479 (右前腕の筋(深層):背面図)

解剖学的特徴

臨床的意義

中手骨は解剖学的には単純な骨に見えますが、その配列と構造は手の複雑な運動と機能を可能にする重要な要素です。特に第1中手骨の独特な可動性は、人間の精密把握能力の基盤となっています(Napier, 1956; Marzke, 2013)。

参考文献