0420 (頚部の筋(第3層):右側からの図)

J0420 (頚部の筋(第3層):右側からの図)
(第2層の広頚筋、胸鎖乳突筋、および僧帽筋の前部が取り除かれています。)
この図は、頚部の筋(第3層)を右側から観察した解剖図です。第2層の筋群が取り除かれることで、より深層の構造が明確に示されています。
主な構造物は、以下の通りです:
- 頭蓋底部には、外耳孔(01)、乳様突起(02)、茎状突起(03)が位置しています。
- 顎部には、咀嚼の重要な筋である咬筋(04)が存在します。
- 頚部の筋肉群:
- 顎二腹筋(05)は、前腹(18)と後腹(06)から構成されています。
- 頭板状筋(07)は、頚部後方に位置します。
- 茎突舌骨筋(08)は、舌骨の運動に関与します。
- 頭長筋(09)は、頚部の前方に存在します。
- 肩甲挙筋(10)は、肩甲骨の挙上に関与します。
- 頚部側面には、斜角筋群(中斜角筋(12)、前斜角筋(13)、後斜角筋(14))が配置されています。
- 舌骨に付着する筋群:
- 甲状舌骨筋(21)は、甲状軟骨と舌骨を連結します。
- 胸骨甲状筋(22)は、胸骨と甲状軟骨の間に位置します。
- 胸骨舌骨筋(23)は、胸骨から舌骨に向かって走行します。
- 肩甲舌骨筋(24)は、肩甲骨と舌骨を結びます。
アノテーション
01
A02_0344(外耳孔)External acoustic opening→Porus acusticus externus【外耳孔;骨外耳孔】External acoustic opening (A02_1_06_054)
02
A02_0294(乳様突起)Mastoid process →Processus mastoideus【乳様突起;乳突隆起】Mastoid process (A02_1_06_004)