乳様突起
乳様突起は、側頭骨の一部で、以下のような特徴を持っています:
- 乳突部の大部分を占める大きな突起で、下方前方に向かって突出しています。
- 表面は胸鎖乳突筋の付着部位で粗くなっています。
- 成人の場合、内部は多数の小さな乳突蜂巣で占められています。
- 乳突蜂巣は互いに迷路状につながり、上部の乳突洞に接続しています。
- 乳突洞は前方の小さい乳頭洞入口を経て、後方から鼓室の上部に開口しています。
生体内では、鼓室の内面を覆う粘膜が乳突洞を経由して、すべての乳突蜂巣の内面にまで広がっています。
J0026 (右の側頭骨:外側からの図)
J0028 (右の側頭骨:下方からの図)
J0029 (右の側頭骨:前方からの図)
J0284 (右側の顎関節:外側からの図)
J0295 (頭蓋骨と頚椎の靭帯:右側からの図)
J0355 (頭蓋骨:後頭前頭方向からのX線像)